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OUTLINE

日本舞踊家の花柳寿楽さんより、公式ウェブサイトを刷新するにあたって、写真撮影をご依頼いただきました。

サイトの目的は、東京オリンピックを控え、海外からの日本文化への注目も高まっている今、古くからのファンはもちろん、若く新しい世代や、日本舞踊を知らない海外の方々にも、日本舞踊や花柳寿楽の魅力を知ってもらうこと。そのために、伝統的な品格は残しつつも、新しく柔軟な視点とアプローチで、花柳寿楽を表現して欲しいとのご依頼でした。

それならばと、わたしたちは「近さの重要性」をお伝えしました。ひとつは、物理的なカメラとの近さ。もう一つは、心理的な人としての近さです。

人は舞台上に立つ舞踊家を、大きく遠い存在と捉えがちです。しかし、舞踊家とて生身の人間であり、思いや努力を積み重ねての今なのです。その姿を伝えるためには、額ににじむ汗が写るほど、迫って撮影させてほしいこと。そして日本舞踊という伝統芸能の第一線に立つ三代目花柳寿楽としての顔はもちろん、舞台に立つ前の一人の人間としての顔も、深く多面的に追いかけさせてくださいとお伝えしました。

寿楽さん、「見たことのない自分を見ることになるようで、とても楽しみです。」とおっしゃってくださり、撮影がスタートしました。

日本舞踊界が大切に守ってきたしきたり、劇場や舞台における振る舞いのルールなど、ひとつひとつ丁寧に教えていただききながら、同時に、伝統を継承するとはどういうことか?幼い頃から逃れることのできない立場をどう感じてきたのか?といった「心のうち」も伺いながら、舞台前の稽古場から舞台後の楽屋裏まで様々なプロセスを、一年半以上の時間をかけ撮影し、現在も進行中です。

大変美しく力強く、品がにじみ出るウェブサイトに仕上がっています。

MAKING

WORKS

Photograph

CREDIT

Photographer : Hiroshi Sugawara
Production Manager : Emiko Sugawara

WEBSITE

April 2019 Open

花柳寿楽|Hanayagi Juraku