開催レポ【命の洗濯 @八ヶ岳 2019】
2019年6月7日〜9日の2泊3日
菅原宏×菅原笑美子【命の洗濯@八ヶ岳2019】第一回目を開催しました。
開催の直前に、ちょうど梅雨入りした八ヶ岳。
行楽には、晴れが良しとされがちですが、雨には雨の、なんともいい空気と時間がありますね。
集合場所では、ちょっと緊張した面持ちで「はじめまして」「よろしくおねがいします」と挨拶をした5人を乗せて、
まずは腹ごしらえ♡とランチをいただくレストランに向かいます。
いつもは屋外で、カンカンの陽に当たりながら食事をするのですが、この日は梅雨の寒い雨だったので、
お店の方が、薪ストーブとランプで暖められた室内の席を用意してくださいました。
「ホッとする」「いい香り〜♪」「美味しい〜♡」「すごい強い味!」「生きた食事ってこういうことね〜!」
そんな会話をしながら、エネルギーたっぷりの食事をお腹いっぱいいただくうちに、
ゆるりゆるりと打ち解けていく、みんなの顔と心。
もう夜ご飯はいらないね!というくらい、満腹になったはずなのに。。。?
夜ご飯の買い出しにでかけた先では、またもや美味しそうな地元産の食材をたんまり購入したわたしたち(笑)
みんなで料理して、いっただっきまーす♫
雨降る一晩目の夜は、ゆったりとした時間が流れていきます。
日本全国から集まる、命の洗濯@八ヶ岳。
どこから来たの?どんなお仕事をしているの?といった自己紹介から始まって
人生を変えたいと思い始めているんだけれど、まだどうしていいかわからないの、なんて話。
ここしばらく身体に違和感があるんだけれど、少しずつ身体の事を勉強しているの、なんて話。
前回、参加したときに話していたパートナーと、結婚したの、なんて話。
嬉しかった話。
楽しかった話。
ホッとする話。
そういう話がいっぱいの中にも、それぞれの悩みや葛藤、克服しようと頑張っていることなども、語り合い、
また、聞き合える時間になりました。
わたしたちは時々、特に初めて会う人の前では、ちょっぴりかっこつけてしまったりする。
うまくいっているように、出来る人間であるように、振る舞ってしまったりする。
でも、本当は、うまくいかないことも、できないことも、みんなそれぞれに、やっぱりある。
だって問題って、相対的なものだものね。
できることがあるから、できないことが生まれる。
ただ、そういうことだからこそ、ただ、シェアできたらいい。
ハッピーなことも、アンハッピーなことも
外にだすことで、風になり、何かを運ぶ。
だからなんでも、出したらいい。
出しきれば、必ず進めると、わたしはいつも思ってる。
こういう時間を過ごせる相手とは、うまく言葉にはできないけれど、安心からくる温かい絆ができていく。
そうして更けていった、一晩目の夜。
・・・
夜中の3時まで語り合い、更けていった一晩目の夜を明けて、、、
2日目の朝は、いよいよ今回のリトリートの目玉、「ローズ摘み&ローズウォーター蒸留体験」へ向かいました。
6月のこの時期に、たった2週間ほどだけ開花する「ゴル・ムハマディ」(ダマスクローズ)という品種のローズを
みずからの手で摘みとり、蒸留をするこのプログラム。
いままでも世界中いろいろなローズウォーターを飲んできたし、化粧水としても使ってきたけれど、
ここのローズウォーターに出会ったときの衝撃は、今も忘れないなぁ。
どんなローズウォーターにもない、強い香りと「生きた感じ」があるのです。
※今年はコロナの関係で、開催が叶いませんでしたが、来年是非また行きましょう!
全部で4種類のローズウォーターを飲み比べさせてもらい、全く異なる香りやトーンに、みな驚き!!
身体で体感するって、やっぱり、どんな知識よりも大きいね〜♡
さて、ローズウォーター蒸留体験を終えて
お腹へったー!ということで、菅原家・超絶オススメのお蕎麦屋さんへ。
自家製のそばの実を自宅で挽いて、新鮮なお水で茹であげた、信州そば。
いくらでも食べれちゃう。ある意味、危険な美味しさ〜♡
放牧され、自然に育てられた牛さんのチーズを買いに行こう!と立ち寄った牧場で
まさかのソフトクリームを発見。
この牧場のソフトクリームは、八ヶ岳に来るようになった4年前に一度食べたきり、
何年も「幻のソフトクリーム」となっていたのが、なんと今年、復活していた!
これは食べないわけにはいかん!と思うと
満腹のお腹にも、必殺の「別腹」が生まれてくる不思議(笑)
そうして「満腹ツアー」と化していくのでした。
・・・
どんなアクティビティーよりも深く染み入り癖になる、と、
参加してくれた多くの方がおっしゃるのが、滞在しているログハウスの森高くにある、沢の散歩。
実はこの森、縄文の時代から、人間が住んでいたことが記録されています。
ずっとずっと、生き物すべてを生かしてきた水。
塩素消毒も必要ない、薬品も人の手もまったく入っていない自然の水。
白湯を頂き、料理で頂き、コーヒーにして頂き、シャワーを浴び、湯船に浸かり、、、
そうして3日間、水道の水から離れ、「生きた水」に触れ続けることで
わたしたちの何かが目覚め始めるのは、考えるよりずっと、想像に難くないと思いませんか?
沢の散歩は、この森と水を大切に守ってきてくれた先人たちへの
感謝のご挨拶でもあります。
時々、「この場所はどこですか?教えてください」というメッセージを頂くのですが
ここに住んでいる人も、またここを案内するわたしたちも
ここへ来る必要(ご縁)がある方にだけ知ってもらえればいいと、安易にお知らせすることはしていないのです。
水は、とても大切なものです。
古くは縄文の時代から、今はこの森に家を立てた7軒の家族が、ずっとずっと守ってきた水です。
フラッとやってきて、お金を支払えば、手に入れられるものでは、ありません。
わたしたちは、その「清さ」を大切にしています。
そういう心持ちでいる方と、この「恵み」を身体いっぱいあずかりたいと思っています。
沢の水へ、足をつけます。
あまりの冷たさに、全身が震えます。
そりゃ、祈る気持ちにもなってきます(笑)
そうして、その「清さ」に、心身が慣れると
身体からスーッと何かが抜けていきます。
頭がシャキッとし。
目がぱきっと開き。
光がまっすぐに、森に注ぎ。
今まで見ていた世界が、変わって見えます。
夜は、キャンプファイヤーを囲んで、思い思いに語りました。
都会では見ることのない大きな火は、本当に、暖かく、力強い。
そしていろんな物を、燃やし、昇華させます。
人の間で生きる上で、こうでなくちゃと思ってきたこと。
そういうことはしちゃいけないんだよ、と思ってきたこと。
実際の肉体の、滞った血液や油分、水分。
いろんな凝り固まったものを、火を見ながら溶かしていく時間。
そして最終日。
参加者の一人、いつみちゃんのお誕生日が近いと知って、みんなでお祝いをすることに♪
毎年、毎年、誰にだって来る誕生日。
若い頃は、こうしたお祝いに、ちょっと嫌気が差していたころもあるわたし。
でも、、、今は、すごく嬉しい。
誰かのお誕生日を祝えるということが。
その人の笑顔が見れるということが。
優しい人が、生きていてくれる、ということが。
3回に渡って綴りました2019年初の、命の洗濯@八ヶ岳2019
最後のプログラムは、ポートレート撮影。
命の洗濯@八ヶ岳
自然の中で行うプログラムではありますが
本当の意味の、人の居場所は、人の中にしかありません。
自分が、ここに居たということ。
この人たちと、いい時間を過ごしたということ。
写真を見ることで、思い出してもらえるといいな♡
日常で、少しすり減った神経も、鈍った感覚も
3日間という短くも濃い時間の中で、自然に潜り、人と交わり、
穏やかに癒やされ、感化されたことと思います。
また会いましょう♡
いい時間を、ありがとうございました。
いただいたご感想
本当に素になってしまった3日間で、皆さまに甘えっぱなしでしたが、
こんなにリラックスできる場所が世界に存在するんだという嬉しさで、満腹満足でした♡
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なんか感無量・・
夢のような時間で、 まだ今も頭がボーっとしています
すごく豊かな時間を、皆さま本当にありがとうございます(´ω`)
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八ヶ岳の自然、そして美味しいお水や食べ物、体いっぱいに受け取りました。
数か月、いや1週間でもいいから、自然の中で働けないかな、という気持ちがふつふつと湧き出ています。笑
この3日間は私にとって、これからの生き方を見直すいいきっかけになったように思います。
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たった3日間でも、すごく身体が元気になって、 ここ数年の身体のだるさがウソみたいになくなってるんです♡ フシギ♪
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八ヶ岳の自然、そして美味しいお水や食べ物、体いっぱいに受け取りました。
この3日間は私にとって、これからの生き方を見直すいいきっかけになったように思います。
・・・
笑美子さんとひろしさんが温かく見守ってくれたお陰で、のびのびと、心地良く過ごせました!
本当にありがとうございました。
Emiko Sugawara モデル/ホメオパス
雑誌専属モデルからキャリアを始め、数多くの広告キャンペーンにてモデルを務める。ホメオパシーの学校CHhom卒業後、治療家の元で学び各療法と生化学の知識を備える。2019年に(株)ベレッツァ・エ・グラフィカ(BeG)を立ち上げ代表取締役に就任。本当の美しさや健康とは何か?をともに学び実践する場「美在塾」主宰。